今回は、行政書士試験の合格率はどのくらい?過去の推移を大公開!というテーマで記事を書いていきます。
- 行政書士試験の合格率
- 行政書士試験の過去の合格率推移や年齢層
- 行政書士試験に合格するための方法
行政書士試験の合格率はどのくらい?
行政書士の合格率は11%前後です。
少し前までは10%を切るのが当たり前の資格でしたが、ここ10年で10%を切った年は1年しかありません。
受験者数は増えてませんが、合格する人が増えてきています。
行政書士試験の過去の合格率推移を大公開!
過去の受験者数と合格率の推移について紹介します。
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成18年度 | 81,163 | 70,713 | 3,385 | 4.8% |
平成19年度 | 81,710 | 65,157 | 5,631 | 8.6% |
平成20年度 | 79,590 | 63,907 | 4,133 | 6.5% |
平成21年度 | 83,819 | 67,348 | 6,095 | 9.1% |
平成22年度 | 88,651 | 70,586 | 4,662 | 6.6% |
平成23年度 | 83,543 | 66,297 | 5,337 | 8.1% |
平成24年度 | 75,817 | 66,297 | 5,508 | 9.2% |
平成25年度 | 70,896 | 55,436 | 5,597 | 10.1% |
平成26年度 | 62,172 | 48,869 | 4,043 | 8.3% |
平成27年度 | 56,965 | 44,366 | 5,820 | 13.1% |
平成28年度 | 53,456 | 41,053 | 4,084 | 10.0% |
平成29年度 | 52,214 | 40,449 | 6,360 | 15.7% |
平成30年度 | 50,926 | 39,105 | 4,968 | 12.7% |
令和元年度 | 52,386 | 39,821 | 4,571 | 11.5% |
令和2年度 | 54,847 | 41,681 | 4,470 | 10.7% |
令和3年度 | 61,869 | 47,870 | 5,353 | 11.2% |
令和4年度 | 60,479 | 47,850 | 5,802 | 12.1% |
行政書士試験の合格者の年齢層
2022年度の年齢別の受験者数・合格者数・合格率について以下にまとめたので紹介します。
年齢層 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
10代以下 | 570人 | 56人 | 9.8% |
20代 | 7,810人 | 1,178人 | 15.1% |
30代 | 10,117人 | 1,611人 | 16.0% |
40代 | 12,430人 | 1,513人 | 12.2% |
50代 | 11,138人 | 1,058人 | 9.0% |
60代 | 5,785人 | 386人 | 7.0% |
10代や60代の人もいますが、やはり現役で働いている人が多い20代〜50代の人がメインになっています。
行政書士試験の合格率が低い3つの理由
合格率が低い理由について3つ紹介していきます。
勉強範囲が広い
法令科目が多いにも関わらず、一般知識科目も覚えることが多いので、全てを完璧に!が難しい資格です。
業務上、豊富な知識が必要とされる上に、取り扱う業務、書類も多いので仕方ないことですが挫折しそうになることもしばしばあります。
足切り点がある
行政書士試験の特徴は足切り点があることです。
合格点の目安は6割ですが、宅建などの試験とは違ってトータルでの点数ではなく、各科目ごとに必要な点数が設定されており、その基準点を取りつつ、トータルで6割取らなければいけません。
これは苦手な科目を他でカバーするということが出来ないので、満遍なく全ての科目を勉強する必要があります。
記述式問題がある
基本的には選択形式の試験ですが、記述式問題もあります。
選択形式の問題では、点を取れたのに記述式で点を落とす人がよくいます。
選択問題と違って勘で正解を得ることは難しく、ある程度の知識を持ってないと解答できない上に、足切り点も存在するので、とても重要なポイントとなっています。
行政書士試験に合格するための方法
行政書士は、難易度が高い資格です。
勉強範囲も広いため、挫折を味わったりもしますが諦めず勉強を継続することが大事です。
独学でも、合格は可能ですが時間が掛かるので、通信講座や合格した人の勉強法を活用するのも一つの手です。
勉強法については下記の記事にまとめているので、行政書士の資格取得を考えている方はぜひ参考にしてみてください。