今回は行政書士に独学で合格するために必要な勉強時間について解説していきます。
- 行政書士に独学で合格するために必要な勉強時間
- 分野別の学習時間配分
- 時間を短縮して合格する方法
行政書士に合格するために必要な勉強時間はどのくらい?
行政書士に必要な勉強時間は初学者であれば800~1000時間と言われています。
行政書士試験の出題範囲というのはとにかく広いので効率的に勉強を進めなければどれだけ時間があっても足りません。
1000時間で合格できると仮定するのであれば、1日3時間の勉強を毎日したとすればおよそ11ヶ月必要です。
毎日5時間であれば約半年になります。
独学の場合にはさらに勉強時間が必要になる?
行政書士の資格取得において、独学の場合は予備校や通信講座を受講している人より、勉強時間が必要になります。
なぜなら、予備校や通信講座は今までの受講者の実績とデータ、そしてその試験のプロたちの勉強法をもとに効率化されたカリキュラムを組んでいるからです。
ある程度の知識や経験のある場合を除いて、独学で勉強して資格取得を目指すのあれば、覚悟と時間が必要になってきます。
行政書士の科目別目安(平均)勉強時間はどのくらい?
分野別の目標点数からさらに分野別の学習時間配分を解説していきます。
- 基礎法学:100〜150時間
- 会社法:100〜150時間
- 一般知識:50〜100時間
- 行政法:200〜300時間
- 民法:250〜300時間
民法と行政法にとにかく力を入れる
とにかく行政書士試験のポイントは民法と行政法です。
この2つの分野で188点あり、極論を言うと、この2つの分野を満点取ることができれば後の分野が0点でも合格できるわけです。
なので1000時間のうち大半の時間を民法と行政法に使うことをお勧めします。
全体の8割くらいの時間をこの2つの分野にかけてもいいくらいです。
憲法、会社法には力を入れすぎない
憲法と会社法は満点でも20点です。
なので5問中3問くらいを正解できることを目標にして学習しましょう。
特に会社法に関しては範囲が膨大に広く、すべてやり切るのは不可能に近いです。
あまり深追いはせずにある程度の学習をして、あとは民法・行政法に時間を回しましょう。
一般知識の対策は難しい
一般知識の対策は年度によって傾向が変わるので、かなり難しいです。
一般知識の場合には14問中6問取れなければ足切りで不合格になってしまいます。
行政書士試験の合格条件は
①合計180点以上、②一般知識で24点以上の2つあります。
試験全体の点数は良かったけれど、一般知識が5問しか正解できなくて不合格になった。という人はたくさんいます。
私個人の意見としては、一般知識はあまり時間をかけなくても良いのではないかと思っています。
記述対策は試験の2ヶ月前からでも間に合う
行政書士試験はマーク問題と、行政法・民法から合計3問分の記述問題が出題されます。
記述問題の対策は試験日の2、3ヶ月前から開始しても間に合います。
それまでは民法と行政法のマーク問題をしっかりと理解することに力を入れましょう。
マーク問題で理解を深めておけば、記述問題はかなり定着が早くなります。
過去問には時間をかけすぎないこと
注意すべき点としては、過去問に時間をかけすぎないということです。
なぜかというと、行政書士試験は過去問から同じ問題が出題される可能性がかなり低いからです。
なので過去問をきちんと対策したとしても、本番で全く得点が取れないという状況になってしまいます。
行政書士試験の合格におすすめの勉強時間の作り方
資格を取得する上で、勉強時間の確保はとても大事なことです。
ただ、資格取得を考えている人の多くが社会人なので、勉強時間の確保が難しいと思います。
そこでおすすめの勉強時間の作り方は、1日に分散して勉強することです。
そういった工夫をすることで、長時間の勉強も免れ、一気に勉強する時間がなくなるので勉強に対して負の感情を抱きにくくなります。
勉強時間を短くして行政書士に合格するための勉強方法
ここまで目安の勉強時間は1000時間ということを説明してきました。
1000時間は長く、時間も惜しいのでもっと効率的に短い勉強時間で合格したいという人がほとんどだと思います。
そこでそんな方にオススメ学習法が通信講座を利用することです。
予備校に通うとなると金額もかなり高くなるので独学で合格を目指したいですよね。
ただ通信講座であれば、費用もそれほどかからず、なおかつ効率的に合格を目指すことができます。
オススメの通信講座は『フォーサイト』です。
フォーサイトの合格率はなんと37.3%で業界トップクラスです。教材も分かりやすくこれを使えば合格までかなり時間短縮ができるはずです。
結局1年間勉強して落ちるのであれば、ある程度お金を払ってでも1年目で合格してしまう方が最終的にはコスパがいいのではないかと思います。